上海ベイベと香港ガーデン

自堕落な元バンドマンの独り言集。

2017-01-01から1年間の記事一覧

坂口安吾読後感

「人間が過つことに、何も問題はない。過った人間に問題がある。」 上は僕自身の発明した言である。確かに言葉は人間を創造発見することに疑いが無いことを確認した。 というのも、暫く前に「お前は坂口安吾のようなところがある。」と指摘され、随分前に読…

座間の連続殺人と自殺に関連した夢想的なエッセイ

何か悪いことやって 捕まってしまおうかな 欲しいものは諦めてる 持ってるものにも 飽きてきた どうにもならんし どうにかなるかな 金持ったら変わるかな 誰かを守る為に変われるかな すぐに忘れるわこんなこと https://youtu.be/dqiEz1GQyIQ ロックバンド、…

中二病っていうな!

ラノベみたいなタイトル付けたいなと思ってこれにしました。毎度毎度のことですが写真はパッケージで特に意味は無い。眠いのに寝れない時もしくは酔ってる時にガーッと言葉を弄ぶ癖があって、だいたいブログはそのテンションで書ききってあとは出来も整合性…

書を読もう 家に帰ろう

この「書を捨てよ 町へ出よう」は今日未だに一部熱狂的な支持のあるアングラ劇作家、寺山修司の作品である。二十歳前後の時分に彼の作品群をいくつか人並には知見したのだが、一言で言えば彼のアヴァンギャルドな表現は特殊(すぎる)な世界感のメタとして現実…

絵画貧乏

大した資産もないのに高級外車の為に生活費を削り、全てを投げ出す人種がいて、それを車貧乏という。この時勢なかなか聞かなくなったが。対して絵画貧乏とは古今東西めったに聞かない。 車なら虚栄にもなるだろうが、絵画となれば美に対する執着がより多く割…

光線の入射角

昔からある金言に、歳とともに納得させられることがあるだろう。 「初心不可忘」「継続力也」等々、近日身を以て感じるばかりである。金言の金言足る所以とは、その実の無いことだろう。非常に柔軟な形式のみがある。占いと一緒だ。その実は万華鏡の若く光線…

美的観念

美学は個人のアイデンティティといえる。作品の趣味嗜好が個人としての本質を露わにするために、この種の話題のために知識の蒐集に苦心する愛すべき痴れ者もいるほどに(俺もこの手の話題になると相当の嘘吐きなんだけど)。 別に作品に限らなくとも顔の好みに…