上海ベイベと香港ガーデン

自堕落な元バンドマンの独り言集。

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

書を読もう 家に帰ろう

この「書を捨てよ 町へ出よう」は今日未だに一部熱狂的な支持のあるアングラ劇作家、寺山修司の作品である。二十歳前後の時分に彼の作品群をいくつか人並には知見したのだが、一言で言えば彼のアヴァンギャルドな表現は特殊(すぎる)な世界感のメタとして現実…

絵画貧乏

大した資産もないのに高級外車の為に生活費を削り、全てを投げ出す人種がいて、それを車貧乏という。この時勢なかなか聞かなくなったが。対して絵画貧乏とは古今東西めったに聞かない。 車なら虚栄にもなるだろうが、絵画となれば美に対する執着がより多く割…

光線の入射角

昔からある金言に、歳とともに納得させられることがあるだろう。 「初心不可忘」「継続力也」等々、近日身を以て感じるばかりである。金言の金言足る所以とは、その実の無いことだろう。非常に柔軟な形式のみがある。占いと一緒だ。その実は万華鏡の若く光線…