上海ベイベと香港ガーデン

自堕落な元バンドマンの独り言集。

黒いほのおの両の手が

空に向かって何度も何度も、伸び縮み

お月様はそれを見て笑っていました

 

ほのおは草も土塊も飲み込んで

やがて風を焦がし海を走った

お月様はそれを見て笑っていました

 

彼は疲れ果て路傍に佇み、怒号を放ちて

最後に私を焼いて消え去りました

お月様はそれを見て笑っていました