上海ベイベと香港ガーデン

自堕落な元バンドマンの独り言集。

炭酸

以前から毎回ブログを読んでいただいてる友人から

 

「いつもタイトルから考えてる」という回と「最後にタイトルをつける」という回があって、その日その日で言ってること違うのが君らしい。

 

と言われまして。はて、そんなこと書いたかしらと不思議な気持ちになった。一応、最近はタイトルだけ付けて書き始めてる(?)よ。

まあ、言ってることがいい加減なのは実人物が普段からその様子なので致し方無し。それはさておき、前回のを読み返して思ったのが、どうも文章に粘りがなくなったようだ。

粘りというか、炭酸のようなものが無い。熱気いっぱいに書き殴った文章がファンはお好みのようだから、やや申し訳ない。実際、喜怒哀楽が希薄になった。怒りは特に持続しない。しばらく気の抜けたコーラのような日々を送っているのである。

 

まあ、これはこれで気に入っている。無理矢理に感情をいじくるのは愚かだし、胡座で言葉や音と戯れる贅沢をふんだんに味わっているわけだ。この空っ風のような文章だって、あんまり内容ばかり盛りだくさんで、読了してみれば後には何も残らないような駄文より幾分マシのように思う。

 

じゃあ、少し話を膨らまして俺のここ最近の知見、とまでは言わなくてもボンヤリ考えてることを話そうか。

 

文章の価値や魅力は、人間のそれと変わらないものだと思っている。その基準は人それぞれ持っていると思うが、俺はそれがユーモアにあるんじゃないかと思うようになった。ギャグセンスとか茶目っ気とかにその人の性質を見る。性質というか、理知の所在がわかる。

 

逆に内容なんてものは嫌いだ。難しい本は読みたくないし、官僚だから偉いとも思わない。内容至上主義の世の中は、そぞろ寒いと思わないか。

「裸になってみてもまだ何か着ているような気がするんだ」という歌詞が一昔前のバンドの歌詞にあったよ。いや、昨晩は友人にあまりに小難しい言葉をまくし立てられたので、少しチクチク突いてみたというか、これが返答である。ご容赦。

 

それじゃーね。